【読書Tips】並行読書のススメ ┃ 「途中で別の本に浮気する」は、脳科学的に大正解でした。
1冊の本を最後まで読み切る前に、つい別の本が読みたくなってしまう。「自分は集中力がないのかな……」「積読ばかり増えていく……」と罪悪感を覚えていませんか?
実はそれ、落ち込む必要は全くありません。 むしろ、脳の仕組みに理がかなった「最強の読書術」だったんです。
「積読」は、あなたの知的好奇心の証。 今日は、その積読をフル活用して、読書の質を劇的に上げる方法をご紹介します🐤
【結論】「浮気読書」は直さなくていい。ジャンルをまたぐ「並行読書」のススメ
本を読んでいる途中で、「今はちょっと難しい文章を読む気分じゃないな」とか「別の世界に入り込みたいな」と思うこと、ありますよね。
そんな時は、無理して同じ本を読み続ける必要はありません。 思い切って、全く違うジャンルの本に「浮気」してしまいましょう。
ビジネス書を読んでいる途中で、気分転換にミステリー小説を開く。 エッセイを数ページ読んだら、歴史の本に移る。
このように、複数冊の本を同時進行で読み進めるスタイルを「並行読書」と呼びます。「一途に1冊を読み切る」のも素敵ですが、「その日の気分に合わせて本棚をつまみ食いする」のも、実は非常に高度で効果的な読書スキルなのです。
なぜ複数冊を同時に読むと良いのか?(心理学論文が証明する「インターリービング」の効果)
「でも、色々手を出したら、結局どれも頭に入らないんじゃ……?」 そう不安に思うかもしれません。しかし、学術的な見地からは全く逆の答えが出ています。
認知心理学の世界には「インターリービング(交雑学習)」という概念があります。 名著『使える脳の鍛え方』などでも紹介されているため、耳にしたことがある方もいるかもしれませんね。
これは、一つのジャンルを連続して詰め込む(ブロック学習:AAABBBCCC)よりも、異なるジャンルやテーマを交互に学ぶ(インターリーブ学習:ABCBCACAB)方が、脳の長期記憶や応用力が劇的に高まるという手法です。
【信頼できる学術的エビデンス】 これについて、非常に信頼性の高い論文があります。
この「インターリービング(交雑学習)」の効果については、米ケント州立大学のジョン・ダンロスキー教授らが2013年に発表した大規模なメタ分析論文でも高く評価されています。この研究において、「インターリーブ学習」は、ただテキストにマーカーで線を引いたり、何度も同じ文章を読み返したりするよりも、はるかに記憶の定着率が高く、効果的な学習法であると科学的に評価されています。 (※英語のガチ論文ですが、「世界で最も信頼されている学習法のバイブル」とも言える一次情報なので、気になる方はぜひ覗いてみてくださいね👇)
🔗 Improving Students’ Learning With Effective Learning Techniques (PubMed)
【実践メモ】小説とビジネス書を交互に読んでみた結果……驚きの変化が!
というわけで、私も実際に「並行読書」を実験してみました🐤
kindleでイン・ザ・メガチャーチ(感情を揺さぶる小説)と、ビジネス書(入門考える技術・書く技術)を、その日の気分でパッと手に取った方を読む、というルールです。
結果はどうだったかというと……めちゃくちゃ良かったです!
ビジネス書で頭を使いすぎて少し疲れたとき、小説の登場人物の感情に移入しやすくなった気が!そして、小説で感情を満たすと、不思議とビジネス書へのモチベーションが復活しました!
結果的に、1冊をずっと読み続けるよりも飽きが来ず、むしろ両方とも読むスピードが上がりました。(イン・ザ・メガチャーチが文量多めなので、エッセイとかもっとさっくりした本ならより気分転換になるかも。。。)
「最後まで読まなきゃ」というプレッシャーを手放して、その時の自分が一番読みたい言葉を摂取する。 積読の本たちは、あなたの気分に合わせて選ばれるのを待っている「最強のバイキング」です。
今夜から、ぜひ堂々と「浮気読書」を楽しんでみてくださいね🌙

